〒710-0833 岡山県倉敷市西中新田621-4(倉敷駅車10分、倉敷市役所すぐ / 駐車場あり)
腰椎分離症が悪化すると、「腰椎分離すべり症」へと進行し、下半身の痛みやしびれ、歩きにくさ、感覚が鈍くなる、排尿や排便の障害など重篤な症状が現れることもあります。
スポーツなどによって繰り返される腰椎への、「反る+ねじる」動きのストレスを原因とする関節突起間部の疲労骨折です。
成長期のスポーツ選手によく見られ、腰部に繰り返しストレスがかかることで発症します。
当院には、超音波治療と電気治療を同時に受けられるコンビネーション治療器というものがあります。
★骨折癒合を40%短縮する超音波★
分離症の疲労骨折部分に『音圧刺激』を入れ骨折部位の骨の形成を促進します。通常と比べて超音波治療を行うと骨癒合期間を約40%短縮できます。
【症状が強いとき】
・超音波治療:非温熱作用(ミクロマッサージ作用)によって、炎症物質を抑制し痛みを減らしたり、細胞の治癒を促すことができます。
・電気治療:ハイボルテージやマイクロカレントを用いて、痛みを抑えたり、組織の修復を早めたりすることができきます。
【症状が落ち着いてきたとき】
・超音波治療:温熱作用によって血流を良くし、組織を柔らかくします。
・電気治療:電気刺激によって筋肉を動かし、筋力を強くします。
1.腰椎に負担がかからないようにする
腰を反らしたりねじったりするには、胸椎+腰椎+股関節の可動域が必要です。
★腰を反らす動き=胸椎の可動域+股関節可動域が必要
★腰をねじる動き=胸椎の可動域+股関節の可動域が必要
腰に過度の負担をかけないために、胸椎(胸の背骨)と股関節の動きがしっかりと出るように施術します。
(例)股関節を伸ばす可動域改善のための太もも前の筋マッサージやストレッチ
胸椎のねじる可動域改善のための胸椎モビライゼーション
腰の関節の動きを、胸椎や股関節などの他の関節でカバーすることで、腰椎分離症に対する治療と再発予防をすることができます。
2.反り腰や受け腰など姿勢の悪さの治療
・反り腰の方:腰椎過度に反ってしまう姿勢
→太ももの前のストレッチ、下腹部(腹横筋)のエクササイズ
・受け腰の方:お腹が前に出てしまい、腰椎の下部が特に反りすぎな姿勢
→お尻や大腿部後面のストレッチ、腸腰筋のエクササイズ
・痛めた筋や関節などに負担がかからないようにテーピングをすることもあります。
特にスポーツをしている方は動作改善が重要で、スポーツ別に判断します。
★下半身をよく使うサッカーなど
切り返しの動作の時、腰椎分離症になる方は、上半身優位になってしまっていることが多いです。本来は股関節を使った切り返し動作をしなければなりません。股関節がしっかり使えていると、腰椎へのストレスを減らすことができます。
★上半身をよく使う野球やバレーボールなど
スイングやアタックの際、胸の動きが悪いと、腰椎に負担がかかりやすくなります。『胸椎を反らす+ねじる』が上手くできるように運動指導をいたします。