〒710-0833 岡山県倉敷市西中新田621-4(倉敷駅車10分、倉敷市役所すぐ / 駐車場あり)
股関節の痛みや股関節の動く可動域が制限され、さまざまな日常生活における動きが障害されます。
変形性股関節症は、股関節に関係する軟骨や骨が傷んでしまうことにより、股関節痛や股関節機能障害を引き起こすものです。
近年の高齢化社会において、明らかな原因となる疾患がなくとも、年齢とともに股関節のクッションである軟骨が傷んで発症する方も増えているそうです。
姿勢、筋力、柔軟性のチェックなど
変形性股関節症の方で多くみられるのが、このような姿勢です。もともと救外形成不全など股関節のはまりが浅い方に多い印象で、この姿勢になってしまうと、股関節の前側がつまるような状態になり、余計に股関節の痛みにつながります。
このように、股関節の変形だけが股関節痛に影響しているのではなく、姿勢、筋力、筋肉や関節の硬さが変形性股関節症には大きく関わっているので、それらをしっかりと診させていただきます。
当院には、超音波治療と電気治療を同時に受けられるコンビネーション治療器というものがあります。
【症状が強いとき】
・超音波治療:非温熱作用(ミクロマッサージ作用)によって、炎症物質を抑制し痛みを減らしたり、細胞の治癒を促すことができます。
・電気治療:ハイボルテージやマイクロカレントを用いて、痛みを抑えたり、組織の修復を早めたりすることができきます。
【症状が落ち着いてきたとき】
・超音波治療:温熱作用によって血流を良くし、組織を柔らかくします。
・電気治療:電気刺激によって筋肉を動かし、筋力を強くします。
1で説明したように、姿勢の悪さからくる股関節への負担を減らします。
(例)股関節前側(骨盤の筋肉、太ももの前の筋肉)の筋マッサージやストレッチ
股関節をかばって負担がかかっている体幹やふくらはぎの筋肉の筋マッサージやストレッチ
・股関節への負担を減らすために、足関節へテーピングをすることもあります。
・セルフストレッチ
股関節の周囲の筋肉を柔らかくします。股関節が正しい位置に戻りやすくなり、股関節が動きやすく、股関節の可動域を広げることができます。
(例)太ももの前のストレッチ、太もも裏のストレッチ、お尻のストレッチ、内もものストレッチなど
・エクササイズ
ストレッチによって股関節を動きやすい状態にしてから、筋力トレーニングを行います。股関節まわりや太もも、お尻の筋肉を動かすことで、股関節を支えるための筋力をつけます。股関節の炎症が強くならないよう、エクササイズの強さは施術者が患者さまの様子を伺いながら行います。
(例)お尻のエクササイズ、体幹トレーニングなど