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変形性膝関節症の病態とその治療法について
・病態とは?
病気や疾患に関連する身体の異常な状態やその変化を指す医学用語です。具体的には、症状、進行の仕方、影響を受ける身体の部分、病気の進展の過程などを含みます。
・変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が徐々に摩耗し、骨同士が直接接触することで痛みや腫れを引き起こす疾患です。この病気は高齢者に多く見られますが、運動不足や過度な負荷も発症の一因となります。この記事では、変形性膝関節症の病態について詳しく解説し、適切な治療法を紹介します。
・変形性膝関節症の病態としくみ
①病態
変形性膝関節症の病態は、膝関節の軟骨が磨耗し、骨と骨が直接摩擦することで痛みや炎症を引き起こします。進行すると、軟骨が完全に失われ、骨の変形や骨棘(こつきょく)が形成されることがあります。この状態になると、膝の動きが制限され、日常生活にかなりの支障をきたすようになります。
②しくみ
膝関節は大腿骨、脛骨、膝蓋骨の三つの骨からできています。これらの骨は軟骨で覆われており、軟骨は滑らかで、関節の動きを円滑にする役割を果たします。しかし、変形性膝関節症が進行すると、この軟骨が劣化し、骨が直接擦れ合うことで痛みが生じます。また、軟骨の破片が関節内に散らばると、さらなる炎症を引き起こします。
・変形性膝関節症のリスクが高い人
変形性膝関節症になりやすい人の特徴はいくつかあります。これらの要因は遺伝的なものから生活習慣によるものまで様々です。以下に、変形性膝関節症のリスクを高める主な要因を挙げます。
①年齢⇒高齢者
変形性膝関節症は加齢とともに発症リスクが高まります。年を重ねるとともに、関節の軟骨が摩耗しやすくなるため、高齢者は特に注意が必要です。
②性別⇒女性
女性は男性に比べて変形性膝関節症を発症するリスクが高いとされています。特に閉経後の女性はホルモンバランスの変化により、関節の健康に影響を受けやすくなります。
③遺伝⇒家族歴
家族に変形性膝関節症を患った人がいる場合、そのリスクは高くなります。遺伝的な要因が関与している可能性があるため、家族で変形性膝関節症がある人は予防策を講じることが重要です。
④体重⇒肥満
肥満は変形性膝関節症の最大のリスク要因の一つです。過度な体重は膝関節に大きな負担をかけ、軟骨の摩耗を加速させるため、体重管理は非常に重要です。
⑤職業⇒重労働
膝に過度な負担をかける職業に従事している人、例えば建設業や農業などの重労働を行う人は、変形性膝関節症のリスクが高まります。長時間の立ち仕事や重い物を持ち運ぶ仕事もリスク要因となります。
⑥スポーツ⇒高強度の運動
サッカー、ランニング、バスケットボールなど、膝に強い負担がかかるスポーツを長期間行っている人も、変形性膝関節症になりやすい傾向があります。適度な運動は関節の健康に良いですが、過度な運動は逆効果となることがあります。
⑦その他⇒関節の怪我や手術歴
過去に膝の怪我や手術を受けたことがある人は、関節が弱くなっているため、変形性膝関節症を発症しやすくなります。また、関節炎やその他の関節疾患を持つ人もリスクが高いです。
⑧生活習慣⇒不適切な姿勢
不適切な姿勢や動作は、膝に余分な負担をかけ、変形性膝関節症のリスクを高めます。特に、長時間の悪い姿勢での作業や運動など。
・変形性膝関節症の主な症状
変形性膝関節症の主な症状には、以下のようなものがあります。
①膝の痛み:特に歩行や立ち上がり時に痛みが増すことが多いです。
② 膝の腫れ:炎症によって膝が腫れることがあります。
③ 関節のこわばり:朝起きたときや長時間座った後に膝がこわばった感じがします。
④ 動作の制限:膝の可動域が狭くなり、階段の上り下りが困難になることがあります。
・変形性膝関節症の治療法
①整体・整骨院での治療
変形性膝関節症の治療には、整体や整骨院での施術が有効です。整体や整骨院では、専門の施術者が膝の状態を見極め、個々の症状に合わせた治療を提供します。
②ジール整骨院 倉敷院の治療の特長
ジール整骨院倉敷院では、膝関節の専門的な知識と技術を持つスタッフが、変形性膝関節症の治療にあたっています。患者さま一人ひとりの状態に合った最適な施術を提供し、痛みの軽減と膝の機能回復を目指します。
③整形外科での治療法
・薬物療法:痛みや炎症を抑えるために、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やヒアルロン酸注射が用いられます。
・リハビリテーション:理学療法士の指導の下、筋力を強化し、関節の柔軟性を保つためのエクササイズが行われます。
・手術:症状が重度の場合、手術が検討されることがあります。手術には、関節鏡視下手術や人工関節置換術などがあります。
・日常生活での注意点
変形性膝関節症を予防し、症状を軽減するためには、日常生活での工夫が必要です。
①適度な運動:筋力を維持するために、適度な運動を心がけましょう。当院では患者さまの膝の状態に合った運動方法を指導させていただきます。
②体重管理:過度な体重は膝に負担をかけるため、適正体重を維持することが重要です。
③正しい姿勢:膝に負担をかけない正しい姿勢になるように施術をいたします。
④靴の選び方:クッション性の高い靴を選ぶことで、膝への衝撃を軽減することができます。インソールの作成も行っておりますのでお気軽にスタッフまでお声がけください。
・まとめ
変形性膝関節症は、膝の痛みや動作の制限を引き起こす厄介な疾患です。しかし、早期に適切な治療を受けることで、症状を軽減し、生活の質を向上させることができます。整形外科で手術しかないと言われた方も、膝関節の摩耗を元に戻すことはできなくても痛みを改善したり、動きをスムーズにしたりといったことが可能な場合もありますので、膝の痛みでお困りの方は、ぜひ一度当院にご相談しください。