交通事故でむち打ち症になった経験のある方なら、首や背中の痛みだけでなく肩の痛みも経験したことがあるのではないでしょうか?
実は交通事故による肩の痛みは、五十肩と症状が似ていることがあります。交通事故による肩の痛みと五十肩の違い、そして交通事故後の治療についてご紹介します。
『交通事故による肩の痛みの原因』
交通事故による肩の痛みは、主に以下の原因が考えられます。
・むち打ち症による筋肉の緊張・炎症
・事故の衝撃によって首や肩の筋肉が緊張・炎症を起こし、肩の痛みを引き起こす
・関節包や靭帯の損傷
・事故の衝撃によって、肩関節周辺の関節包や靭帯が損傷し、痛みや可動域制限を引き起こす
・骨挫傷 脱臼
強い衝撃によって肩の骨が挫傷したり脱臼したりすることがあり、強い痛みや可動域制限を引き起こします。
『五十肩との違い』
五十肩は加齢による肩関節周囲の組織の老化が原因で起こる病気です。症状としては、肩の痛みや可動域制限、夜間の痛みなどが特徴です。
交通事故による肩の痛みと五十肩は、症状が似ているため、区別が難しい場合があります。しかし、以下の点に注意することで、ある程度区別することができます。
『発症時期』
・五十肩は40代後半から50代にかけて発症することが多い
・交通事故による肩の痛みは、いつでも起こりうる
『外傷の有無』
・五十肩には外傷はない
・交通事故による肩の痛みには外傷がある
『その他の症状』
・五十肩では首や背中の痛みを伴うことは少ない
・交通事故による肩の痛みでは首や背中の痛みを伴うことが多い
『交通事故後の治療』
交通事故による肩の痛みは早めに治療を受けることが重要です。放置すると症状が悪化したり、後遺障害が残ったりする可能性があります。
治療法としては理学療法や鍼灸治療、マッサージ などがあります。症状によっては、手術が必要になる場合もあります。
交通事故による肩の痛みでお悩みの方はぜひご相談ください。
『まとめ』
交通事故による肩の痛みは五十肩と症状が似ているため、区別が難しい場合があります。早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。
また交通事故によるケガや病気は、後遺障害として認められる場合があり、損害賠償請求できる可能性があります。 詳しくは、弁護士や交通事故に詳しい専門家に相談することをお勧めします。